「いいな。。」他人と比べて落ち込むとき。

油断して友達の近況やYouTubeの中の人、芸能人などを眺めていると、いいな、いいな、と他人をキラキラフィルターで見てしまいがちです。羨ましがられるような人は、動くオブジェだと思いましょう。

架空の人物

いいなフィルターで見た、幸せそうに手を繋いで歩くカップル。

「可愛い彼女を連れていて、いいな。」

いいえ。それは架空の人物です。

彼女はただ今、彼と婚約破棄された元彼とを心の中で比較中。

(〇〇くんは約束してくれたのに。ああ。ほんッと、つまらない人。)

そんな思いを押し込めて、満面の笑み。

(いっそのこと彼との結婚なんて期待せず起業して1人で生きていけたらいいのに。)

「起業して大成功したあの人、いいな。」

それは架空の人物です。

実は彼女、起業のために心労と過労が限界を迎え、身体がボロボロ。闘病中であることを伏せ、ベットの上から今月の成果売り上げをSNSに投稿しています。

(ああ。健康だったらどんなにいいだろう。いろんなところへ行きたい。)

窓の外に目を向ければ、自由に外を歩く人の姿。

「いいな。健康な体で。何処にでも行けて。」

ああ。また。架空の人物を見ています。

今歩いていた彼は体こそ健康であるものの、家族のトラブルで自分の人生どころではありません。恋に遊びに自由に生きたい。潰れてしまいそうな心をなんとか整理しようと、散歩中。

外の空気を清々しい空気を感じたのも束の間、街ゆく人に視線を向けてため息。

「幸せそうなカップル。可愛い彼女を連れている。いいな。」

いいないいな。あれを持っていて、これも持っていて。

何でも持ってる

天は二物を与えずといいますが、いっぱい持っている人もいます。健康で、容姿が整っていて、頭が良くて、優しくて、お金があって、家族もいて、おしゃれで、可愛いお家に住んでいて、高級車に乗って、友達もいて、みんな仲良くて…。

いるかもしれない。でも、満たされているかはわかりません。(…いや、すごく満たされてるのかもしれないけど。未知の領域なので。でもなんだかロボットみたいな心になってしまいそう。)

本当にいいと思ってる?

いいな。なんて言っているのは実はみんな口だけだったり。案外、じゃあ人生交換します?って聞かれたら、苦しいくせに、ちょっと躊躇したりして。わたしは自分の人生でさえまともにこなせないので、人の人生を生きてみるとか、とてもとても難しそうに思います。多分無理です。私にはこれが与えられたので、仕方がないから大事にしたい。

多分、何も持っていない気がしているだけなんだよね。