流行脱線

流行を追い続ける能力は、この荒れ狂う世の中をもたくましく渡り歩くために、備えておくべき能力のひとつであると思います。私も、そうは思うのですが…。

ふえて。

すっごい苦手なのです。流行の中には素敵なヒントも散らばっていて、アイディア拝借して活かすこともありますが、1つ、2つ、取り入れることができたなら、もうお腹いっぱいなのです。頭の中がごちゃごちゃしなくて済むように、シンプルに、シンプルに。どちらかと言えば、もう物をあまり買わなくて済むような、一押しアイテムに出会いたい。かといってミニマリスト的な極め方ができるわけでもないのです。そう、とても普通。

あまのじゃくの自由気まま

流行っていると気持ちが薄れるという、ちょっと人とは違うんだぜ!な自己満足なのかもしれません。いや?、でも流行りのものが単純に良いなぁと思えば乗るのです。ただ、乗り続けることが苦なのです。「もう、〇〇が好きで好きで!」と、熱を入れて話すことがあるとすれば、そういうとき私は少し気持ちを盛り気味で語っています。盛ってるな〜。と俯瞰して見ている自分が、自分のことをちょっと気持ち悪いと思っていたり。

自分を何かの流れの中に縛ることが多分、苦痛なのでしょう。

流行は、私の元へも気まぐれに新しい風を吹き込みますが、同時に、それを追い続けるための情熱も、さらっていってしまう様です。

びゅううう。

そよそよ。

自由気ままというべきか。尖れない。何者にもなれない。地味で、普通。