「時間」と聞くと、どちらかというとあまりポジティブな印象を受けない。時間に追われたり、守らなくてはならない、何か目に見えない制限を課してくるような固いイメージです。でもね昨日ふと思いました。
時間って縛られるためにあるんじゃなくて、きっと奇跡を起こすためのものなのかもしれない。
ミラクル便お届け
時間に使われるんじゃなくて、時間を良いものとして利用するんです。
時間という概念が存在して、それを体感しながら生きている私たちだからこそ、運命を感じたり、人それぞれの最適なタイミングで物事が起ききてしまうミラクルを経験できる。幸せなことだけじゃなく、苦しい経験も、時間があることで未来に繋げることができます。その過程ってすごく美しいと思うんです。
奇跡って多分ただそれが起きただけでは、なかなか奇跡と思えるだけの深い感動って感じられないと思うんですよね。
きっと奇跡って、なにかしらの背景があって初めて奇跡になるんじゃないかと思います。
過去から繋がる物語
自分の夢に向かって一生懸命に日々を生きていたら、あるときようやくその成果を手にすることができたとか。
寂しい思いを抱えて生きてきたけど、そうやって諦めずに前に進んでいたら、あるとき想像もしていなかった出会いに恵まれたとか。
とてもつらい時に、すがることができるものはもう何も無いって思っていたところに、ふと顔を上げたら手を差し伸べてくれる人がいたとか。
過去の背景から現在に繋がる物語。奇跡にはそういう背景が含まれている。時間の経過が含まれている。
未来に繋げる物語
また反対に、未来に対しても利用できます。
今がどんなに大変でも、胸の深い部分では、いつか奇跡が起こることを信じている。信じることで今をやりきれる。
明けない夜はない
と言いますが、これもいつか必ず暗闇から抜け出す日が来る、ということをかすかにでも信じることで、なんとか辛い状況をやりきることができる場合があります。
(本来時間という概念は存在しないらしいのですが、ないものをあるように錯覚して複雑な状況を体感できるのが人間の特権なのです。時間は存在せず、本当は全ての事象が一瞬で始まり、すでに終わっている。それをものすごーーーーいスローモーションのように細かく細かく体験しているのが私たちなのかなと思います。せっかくユニークな概念を経験できるのなら、美しいものとして体験したい。)
恋だって同じ
恋愛もそうですよね!
運命の出会い!!なんて、時間もの経過も何もない世界では起こりえない。流れがあるから運命が見える。
・・・うーん、そうか、時間って言葉はどこかカチコチした印象だけれど、流れって思うと楽かもしれないですね。
常に共にあり、彩りをそえてくれるもの
時間をもっと信頼できるようになるといいのかもしれません。
自分を制限する堅苦しいものではなく、その制限さえも私たちの暮らしを彩る為に存在しているんだって思えば、気持ちが緩まる。時が自分に思い通りのものを思い通りのタイミングで運んできてくれなかったとしても、焦らずに、今できることを精一杯にしていれば、いつかベストなタイミングで物事は動いていくのだと思います。深く信じれば信じるほどに、奇跡に気が付く。
そんなことをふと考えていました。