曖昧さを許さない言葉での表現。何かを語れば何かが欠ける。

言葉は便利ですが不便です。苦手です。

語るには、何らかの立場というものを取らなくてはならない。ひとつを語ろうとすると、必ず何かが欠け落ちる。だから絵がいいのです。曖昧で。描いた意図があろうとなかろうと、曖昧な印象しか相手に与えない。伝わらなくても成立する。にも関わらず、言葉にならない何かが絵に現れてしまう不思議。