アクリル絵具

アクリル絵具は乾くと水に溶けにくい絵具です。

絵具というと、1番馴染みがあるのは水彩絵具でしょうか。

水彩絵具は小学校でも使われていますよね。

アクリル絵具は、水彩絵具の使い方も似ていますが、アクリル絵具ならではの特徴もあるので見ていきましょう。

 

アクリル絵具の特徴

アクリル絵具の特徴は、

1度乾いてしまえば

水に比較的強いという点。

先に塗った絵具が乾いていれば、

絵具を上から何度も塗り重ねても、

よれることなく着色できます。

ちなみに水彩絵具は

名前の通り水性なので、

水に濡れればすぐに

溶けてしまいます。

 

一方水に強いアクリル絵具は

水への耐久性が強い為

トートバックや、靴などに

直接絵を描いて

使う場合もあります。

(洗濯をしても落ちにくいのです)

 

ただ、やはりそのまま描くと

絵具の膜が剥がれ落ちることは

あるかもしれません。

そんなときは

こういった布用の画材を混ぜることで

布との接着性を強めることができるそう。

安価で大容量な種類も

アクリル絵具は種類によっては

安くて内容量の多いものもあります。

イベント会場(デザフェスやら、ハンドメイド系のイベント等ではライブペイントをしている作家さんも数多くいますが、大容量のアクリル絵具を使っているところを見かけます。)

一口にアクリル絵具とはいっても、

絵具の伸びや、テクスチャーなど

微妙に使い心地が異なることも。

用途に合わせて選ぶと良いと思います。

 

こちらは私も使用したことのある

大きめサイズのアクリル絵具。

アムステルダムさんの絵の具です。

120mlや、更に上の500ml

というサイズもあります。

個人的な感想としてはサラサラ系ではなく、

糊感?というか

ペタッとした感じが強めの使い心地でした。

私は白を500mlで購入しましたが

大分昔に使い切ってしまいました。

よく使う色だけ大容量のものを買うのもお勧めです。

メディウムでアレンジできる

アクリル絵具にはメディウム

と言われる画材があります。

(先ほど布用メディウムの紹介のあたりでチラッと書いてしまいましたが)

 

メディウムは

アクリル絵具に混ぜて使う画材です。

 

いろんな種類のメディウムがあるんですよ!

メディウムは

様々な質感に変化させたり、

描き心地さえも

コントロールできる画材です。

 

ガラスビーズが混ざっているメディウムや、

パール系の色に変えるためのメディウム、

乾きを遅くしたり、

早くしたりするための

メディウムもあります。

自分の作りたい作品に合わせて、

幅広く応用できる画材なんです。

アクリル絵具とアクリルガッシュ??

アクリル絵具の中には

「アクリルガッシュ」と言われる

種類があります。

アクリルガッシュというのは、

顔料の粒子の大きさが荒く、

塗った面が

マットな質感になる種類の絵の具です。

 

不透明な色合いになります。

 

アクリル絵具は、

水彩絵の具のように滲みを活かしたり、

淡く、軽い印象の絵を描く場合に向きます。

一方アクリルガッシュは、

ずっしりと重厚な雰囲気を出したい作品向き。

こちらは粒子が荒いので、

綺麗なにじみを演出するのにはあまり向きません。

 

 

絵具についての豆知識

 

絵具って何?

絵具というのは、

顔料などの色の元を

溶いて作られます。

 

昔は身の周りにある素材を

顔料として使ったそうですよ。

石とか煉瓦とか。

細かく砕くところから始め、

その粉末を溶いて

作られていたのだそうです。

 

顔料はそのままだと、粉末状なので、

そこへ

画面に絵具として

くっつきやすいように溶いたものが

絵具です。

では「アクリル絵具」とは?

 

アクリル絵具とは

アクリル絵具は

顔料にアクリル樹脂

混ぜ合わせることで

作られています。

 

ちなみに水彩絵の具の場合は、

アラビアガムというものを混ぜます。

アクリル樹脂を混ぜるか、アラビアガムか、の違いで、

アクリル絵具になったり水彩絵具になったりするそうですよ。

最後におさらい

★アクリル絵具は乾くと水に強い

★多種多様のメディウムを使えばアレンジの幅は無限大

★アクリル絵具の中にはアクリルガッシュと呼ばれるマットな種類もある

 

アクリル絵具はメディウムで色々に変化をつけることができるし、乾けば耐水性になる性質もあります。特徴を上手く利用するととても幅広い使い方ができる画材ですよ。アクリル絵具関連の画材を見ているだけでも、アイディアが浮かんできそうで楽しいですよ。

 

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