パステル

パステルは初心者の方から本格的に描きたい方まで

幅広く使える画材だと思います。

簡単な技法を使って誰でもがふんわりとした

パステルならではの絵を描くことができますし

絶妙に色を重ねたり、ぼかしたりして陰影を付け

吸い込まれるような美しい絵も描くこともできます。

パステルの特徴

パステルはふんわりとした

優しい色づきが特徴です。

そしてパステルは

色を塗った部分に

消しゴムを使って

簡単に消すことができます。

 

消しゴムを使うと、

とっても簡単に光の表現ができるんです。

 

この方法で描けば、

例えば好みのパステルを2色と

あとは消しゴムだけという

かなり限られた画材でも

素敵なイラストが

描けます。

色を混ぜる・グラデーション

色を混ぜたり

グラデーションを付けるときにも

パステルの良さが

発揮されます。

絵の具をつかった絵の場合、

綺麗なグラデーションを付けるには

予め画面を水で濡らしておき

色がなじみやすいようにしたり、

太い筆の両サイドにそれぞれ異なる色を付けて

なじませるようにしながら描いたり。

ちょっとしたコツが必要です。

パステルの場合

ティッシュペーパーやコットン

などを使って

色と色の間をこするだけでも

綺麗にぼやけて色が混ざり、

とても簡単にグラデーションを

つけることができます。

消しゴムで消す

先程の、

描いた部分を消しゴムを使って

消す技法にも

使う消しゴムによって

異なる表現ができるのが

面白いんです。

光を描くとき。

角の尖った消しゴムで消せば、

細いシャープな光になります。

丸みのある消しゴムを使えば

太いしっかりとした光の線。

練り消しゴムを使うこともあります。

画面をトントンと軽く叩くようにして

色を消していけば

ふんわりとしたやわらかな光を

表現できます。

マスキング

マスキングをして

模様を浮かび上がらせるのも

楽しいですよ。

マスキングテープを

好きな形に切り抜き

画面にそっと貼った上から

パステルで色を塗ります。

色を塗ったら、

マスキングテープを剥せば完成。

マスキングテープが貼ってあった部分には

パステルが付かずに

模様として残ります。

マスキングテープを

カットするのが苦手な場合は、

星、水玉、花、など

すでに切り抜かれた形で売っている

マスキングテープもあるので

(文具売り場にも売っていたりします)

そういったものを使えば

とても簡単です。

 

マスキングテープを剥す際は

そっと剥してくださいね。

もともと貼った後に剥しやすい素材のテープですが

貼り付けた紙の素材や、力加減で

剥しにくくなってしまうことも

あると思うのでお気を付け下さい。

 

パステルの種類

パステルにも種類があります。

メーカーによって、硬さや色合いも違いますし、

スティック状のものだけでなく

ケース入りのものもあります。

 

パンパステルはファンデーションみたいな新世代パステルです。絵具に混ぜたりもできるのだとか。

基本的にはスポンジにパフパフして色を取り、描くのですが、きめが細かくてフワフワの優しい表現ができますよ。

(その他パステルの中にはオイルパステルという

油分の多いパステルもあります。

クレヨンなどがオイルパステルに当たります。

オイルパステルは別ページに書きますね)

 

硬いパステルは細かな部分の表現や、

シャープな印象の絵を描くときに、

柔らかいものは、

広い面のグラデーションを付ける際や、

ぼんやりと柔らかな表現に

使いやすいです。

 

最後におさらい

★パステルはふんわりとした表現が得意

★消しゴムやマスキングテープを使って表現の幅が広がる

★形状や種類も豊富

コットンやティッシュペーパーを使うと簡単に広い面を塗ることができるので、お子様も楽しめるかもしれないです。特別な技術を使わなくても、とっても綺麗な色が出るので楽しいですよ。

 

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