カラーインク

鮮やかな色彩表現のできるカラーインク。
ボトル入りのデザインも可愛い。カラーインクは、お絵かきだけではなく
文字を書くことにも使えるので
絵が苦手な方も
楽しめる画材だと思います。

 

カラーインクとは??

カラーインクは

とっても鮮やかで

発色の良いインクです。

 

サラサラとした液体状のインクで、

ボトルに入って売られています。

 

水彩画のように、

にじみを楽しむこともできる画材です。

使い方

カラーインクを使って絵を描く場合は

インクを少しと、

お水を少し、合わせて

好みの濃さに溶いて使います。

(もちろんインクだけでもOKです。その場合は鮮やかな濃い色が出ます)

溶く、といっても、カラーインクは

絵の具に比べサラッとしているので、

すぐにお水に馴染んでいきます。

水彩絵具のように、

色を混ぜたり、画面の上に異なる色を垂らして

滲ませたり、様々な表現ができるんです。

カラーインクのにじみ

カラーインクはにじみが美しい!

(後で詳しく書きますが、カラーインクには透明タイプのインクと、不透明タイプのインクがありまして、より美しいにじみを楽しむ場合は透明タイプのインクがお勧め。)

水彩絵具のように、

綺麗にグラデーションになるのはもちろんです。

(種類にもよりますが、むしろ水彩絵具よりも鮮やかかもしれません。)

 

カラーインクの面白いところは、

色によっては

にじむインクの色が分離して

違う色が出てくるんです。

 

すごく楽しいですよ。

 

青いインクを

にじませたはずなのに、

なんと、

だんだんピンク色が現れてきたり‼

 

塩をかける

水彩画でもよく使う技法ですが

インクが乾く前に、色を塗った部分へ

塩をパラパラっと散らしておくと

美しい模様がつきます。

 

塩のついた部分はインクが吸収されるので、

にじんだ水玉のような表現が

できるんです。

塩は、インクがしっかり乾いてから

払いましょう。

焦って早まると、塩が吸ったインクの部分が

乾いていなくて、作品が台無しになってしまうので注意です‼

 

カラーインクの種類

一口にカラーインクと言っても

メーカーによって

色や、使い心地も様々。

 

透明フィルムのような

クリアな鮮やかさのあるカラーインク

少しとろみのある

マットな色合いのカラーインク

水性だったり、乾くと耐水性になるものだったり。

p style=”text-align: center;”>ちなみに不透明なインクというのは

下の図の左上のように、下の色を覆い隠します。

透明タイプのインクはフィルムのように、

下の色が見えるのが特徴。

 

耐水性のカラーインク

先程書いたように、

カラーインクの中には

乾くと耐水性になる性質を持っている

インクがあります。

 

耐水性のもので描くと、

下に塗った色に違う色を

重ねたいときに便利。

 

違う色を重ねても、

下の色が溶けて汚くにじんで

しまう心配もありません。

 

繰り返し色を重ねても、

色が混ざりにくいので

綺麗な画面を保てます。

(この時色を重ねる場合は、乾いてから重ねるようにしましょう)

リキテックスリキッドというインク(厳密に言えば液状アクリル絵具という分類だそうです)があるのですが、

こちらのインクも耐水性で乾くと溶けません。


 

リキテックスさんはアクリル絵具を多種発売されています。リキテックスリキッドはアクリル系の画材。アクリル絵具で描きたいけどいちいち水で薄めたりするのがめんどくさいな~という場合も、リキッドなら元からサラサラのテクスチャーなので楽です。 リキテックスさんは、リキッドのようにさらさらしたアクリル絵具もあり、ペンタイプのものなんかもあるんですよ。

● 耐水性インクを溶く場合

 

耐水性のインクを薄める場合、

お水で溶くと

耐水性の力が

少し落ちることもあります。

 

なので、

耐水性の力をしっかり持たせたまま

薄めて使いたい場合には

専用の薄め液が売っているので

そちらを使うと良いです。

 

先ほどご紹介ドクターマーチンピグメントはピグメント専用の薄め液が出ていますのでお試しあれ。

 

カラーインクで文字を書く

カラーインクは、

文字を書くことにも使えます。

 

手紙を書くときに、

カラーインクの

好みの色を使って書くのも

楽しそうです。

 

文字を書く場合は、

つけペンや、万年筆、筆、

などを使います。

 

つけペンは、

インクをペン先に直接つけて書く

画材(文具)です。

ペン先と、軸が別々になっていて、

軸にペン先を差し込んで使います。

 

ペン先には様々な種類があり、

線の太さに変化をつけることができます。

用途に合わせて選ぶことが出来るのです。

 

もちろんカラーインクはつけペンではなく、

万年筆や、筆でもカラーインクを使っても

文字が書けます。

 

ただ、

万年筆にカラーインクを補充する場合は、

用意できるのであれば万年筆専用のインクをお勧めします。

アート用の不透明のタイプのインク等は特に

顔料の粒が少し大きめだと思うので、

万年筆だとインク詰まりを起こしやすいかと思います。

 

付けペンで文字を書く場合も、

はじめは

透明タイプのインクを選ぶのが無難です。

やはり、粒子が大きいために、

インクがスムーズに落ちにくく

書き辛いです。

透明のサラッとしたテクスチャーの

カラーインクのほうが

スムーズにインクがペン先から紙へと

落ちるので、書きやすいですよ。

 

つけペンについてはこちらにも書いているので合わせてご覧ください。

 

おまけ

絵の描き方からは、かなり外れますがカラーインクの素晴らしさとして私が個人的に一押しなポイントがあります。もうこの話はブログやらお絵かき講座でも何度か書いているのでお馴染みの話かもしれませんがなんといってもカラーインクは、ボトルが可愛い。メーカーさんによってデザインも様々ですが、レトロな雰囲気ただようおしゃれなボトルとか、もう、インテリアにしたくなるようなデザインです。

絵もあまり描かないし、字を書くのもなぁ・・・という方は、インテリアにいかがでしょう。

最後におさらい

★カラーインクは発色が綺麗

★にじみを利用した表現も可能

★水性や耐水性、テクスチャーの違いなど種類も豊富

 

 

カラーインクは絵に、文字にと、用途も幅広いですし、発色もとっても鮮やかで綺麗です。見た目も可愛いので、文具好きな方も楽しめそう。ごくたまにですが雑貨屋さんにも売っていることがあるので、見かけたら手に取ってみて下さいね。