透明を描く~水滴の描き方~

透明を描く~水滴の描き方~

「透明」の描き方をご紹介しています。

今回は水滴を描いてみたいと思います。

簡単にチャレンジできるように、わかりやすく書いていきますのでぜひ、参考にしてみてください。

 

 

○●。゜○●。゜○●。゜○●

<透明な物が描かれてる絵ってどうなっているの?>

透明の物を描くときは、

当たり前ですが、

実際に画面を

透き通らせるわけではなく、

透明に見えるように描く必要があります。

水滴の場合は、

を描きこむことによって、

透明に見えるようにします。

<色鉛筆(パステル)で練習してみよう!>

 

色の付いた紙に色鉛筆(もしくはパステル)を使って、

挑戦してみましょう!!

 

画用紙は、

小学校の工作に使ったような、

ごくごく普通の

色画用紙で大丈夫です。

 

あまり表面が

ツルツルし過ぎていない紙のほうが良いですよ。

ツルツルしすぎていると、

色鉛筆が滑ってしまい、

塗りにくいです。

<下準備>

真ん中に丸い枠を描きました。

ここは鉛筆で

薄く線をひくだけで大丈夫です。

 

この丸を基本にして、

を描きこんでいきます。

では、まずは影の部分から描いていきましょう!

<影を描く>

赤く囲んだ部分を塗ります。

影を塗るときは、

グレーといった暗い色を

使って塗ってください。

 

淡く、薄く、塗りましょう。

次も赤く囲んだ部分を同じ様に、暗い色で塗ります。

今、色を塗った2か所は、

水滴の中に出来る影です。

 

次は、

水滴の外側に出来る影

を塗ります。

この3か所で、

影の描きこみは終わりです。

 

 

次は・・・

が入る部分を描きこみます

<光を描く>

赤い部分を

今度は白い色鉛筆

(もしくはパステル)で塗ります。

ボヤ―っと、

淡く塗ってください。

 

次はこちらに。

赤く囲んだ部分に丸く小さく、白を塗ります。

なんと。

これでほぼ完成です!

 

ここまででもいいのですが、

あと1つだけ、

光を描きくわえます。

今までは、

水滴そのものが

キラキラと反射した光を描いていました。

今度は水滴そのものではなく、

水滴の外側にある光です。

<水滴の光の当たり方について解説>

なぜこんなところに光を描きこむのかについて、お話します。

 

少し、光の描き方の手順から離れます。

 

影の描きこみのときにも、

水滴の外側を塗りましたよね。

なぜ、あのとき外側にも影を描いたのかというと・・・

水滴という物がそこにあるせいで、地面にも影が出来るからです。

 

例えば、

水滴ではなく透き通っていない、

・・・大福にしましょう。

 

大福がそこにあると、

そのせいで、地面には影が出来ます。

同じ様に、

水滴も地面に影が出来ます。

 

でも大福と違うのは、

地面に出来た影、

の中に更に光が入るという事!!

 

水滴は透明です。

大福は光を通しませんが、

水滴は光を通します。

 

なので、水滴の影は、

ただの真っ黒い影じゃないんです。

 

話を光を描く手順へ戻します。

 

先程お話したように

水滴は光を通すので、

地面に出来た影にも、

光を描きこみます。

これで出来上がりです。

 

影を全部で3か所。

光も全部で3か所だけ

という簡単な描き方ですが、

水滴らしさは表現できます!

 

いかがでしたでしょうか。

今回は背景を水色にして、

涼し気な感じを出してみましたが、

他の色でも大丈夫です。

ただ、黒とか、茶色、色の濃い赤や青、など、

濃いめの色画用紙を使うと、

また若干描き方も変わるので、

明るい色がお勧めです。

 

(ぴんくばーじょん!)

<おさらい>

★透明な物を描くときは透明であると錯覚させて描く

★光を描き入れることで水滴らしさを演出できる

★影はどこに落ちるのか観察してみよう

●●●●●●●●●●●●●●

透明を絵に描くのは一見すごく難しそうですが、

今回のように少ない手順で描くこともできます。

 

難しそう、という思いはネガティブなイメージですが、

見方を変えれば、挑戦のしがいがあると捉えることもできますし、攻略する楽しさも倍増です。

描けたときの達成感も強く味わえます。

どうなっているんだろう

どうやったら描けるんだろう

描けたら楽しいだろうなという

ワクワクは大事。

 

それでもやっぱり難しく感じてしまったら、自分に合った方法で、それこそシンプルな線だけで気楽に描いてもいいのです。

楽しめる、興味が持てることが一番!

絵を楽しんでください。

 

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