色選びに迷ったときに買うべき6色

色選びに迷ったときに

買うべき6

絵具、色鉛筆、クレヨン、インク、マーカー、、、新しい画材に挑戦しようとしたときに、

何色を買うか迷いますよね。

全色セット!!

なんて、豪華に大人買いしても良いですが、

ちょっと試してみたいだけのときは、

はじめから一式そろえるのは抵抗があります。

そんなときに、私お勧めの

初めに買うべきお勧めの色をご紹介します!

 

色選びの方法のひとつは、単純に好みの色を買う、というやり方。私も特に描きたい絵が決まっていない場合には、好みの色だけ(淡いはっきりしない色が好きなので、そんな色ばかり)選んで購入することも。

でも限られた本数で、できるだけ幅広い色数を表現したい場合まずは、ある基本の3色を揃えます。

そして、それに加えてお勧めしたい色がもう3色。

計6色についてお話しします。

 

 

青・赤・黄色

まずはこの3色を選びます。

「3原色」

という言葉を聞いたことはありますか??

 

人の目に映る色というのは、

大体3つの色の組み合わせで

出来ているそうなんです。

青・赤・黄色というか、細かく言えば、シアン・マゼンダ・イエローといった、より鮮やかな色なのですが、今回は青・赤・黄色で説明しますね。

つまり、

この3色さえ揃えれば

色を混ぜ合わせることで

ある程度の色数を

表現できるのです。

 

例えば・・・

 

オレンジ色を作りたかったら、

赤と黄色をまぜたり。

 

紫色なら、

赤と青を混ぜて

作ることができます。

 

そしてここからが、ポイントです。

青・赤・黄色を

選んでいくのですが・・・

 

例えば、

青は青でも、

黄色っぽい青もあれば、

赤っぽい青があります。

 

赤にも、

くすんだ赤とか

ピンクっぽい赤とか。

 

黄色は黄色でも、

レモン色なのか、

もっと落ち着いた

山吹色のような色なのか。

 

同じ青・赤・黄色にも

色々あるのです。

どんな青・赤・黄色を

選ぶかによって、

混ぜ合わせて

作れる色も

変わってくきます。

 

こちらの画像を見て下さい。

青と黄色を混ぜて、

作った緑色。

 

上の段の青と黄色が

鮮やかなのに対して、

下の段の青と黄色は

少しくすんだ青と黄色なのが

わかりますか??

 

下の段のように

少しくすんだ色味から

作った色は、

やはり、くすんだ色になります。

 

2つの緑色を比べてみると、

下の段の緑色は

上よりも

くすんだ色に

見えますよね。

 

くすみが強い色合いを選んでしまうと、

色を混ぜていくうちに

更にくすんでいってしまうのです。

 

なので

綺麗な色を作りたい場合は

できるだけ混じりけの無い

鮮やかな青・赤・黄色を

選ぶことが大切です。

 

混じりけの無い色って??

くすんでない色って??

結局どれ??

 

といった疑問を解消していきます!

すこし詳しく説明しますね。

 

実は、

純粋な青・赤・黄色だと思っていたら、

違う色が混ざっていることが

あるんです。

 

同じ青でも、

黄色っぽい色が多めに

混ざっている青

だったり

赤っぽい色が多く混ざっている青、

だったり。

微妙に違いがあります。

 

色がくすんで見える原因には、

混ざっている色の数が関係してきます。

 

混ざっている色の数が

多ければ多いほど、

色がくすんでしまうのです。

 

小学校の図工の時間。

絵具をあれもこれもと

混ぜているうちに、

なんだか汚い色に

なってきてしまった経験て

ありませんか?

 

あとは、絵筆を洗う水の色も、

色んな色を使った筆を洗っているうちに、

グレーっぽいにごった色に

なっていったはず。

 

なので、

鮮やかな色を作りたければ、

できるだけ混ざっている色の数を

少なくする必用があります。

 

では問題です!

あなたは青と黄色の絵の具を混ぜました。

さて、何色ができたでしょうか?

 

 

答えは・・・

 

緑色!!

 

・・・と思いきや、

なんと

茶色が出来ました。

 

さて。

なぜでしょう??

 

あなたが混ぜた絵の具は、

青は青でも、

赤い色が多く混ざっている

青だったんです。

 

赤味が強いと、

黄色を混ぜた場合は

茶色になります。

(茶色というか、濁ってくすんだ色)

 

 

綺麗な緑色はできないのです。

 

なぜかというと、

青と黄色だけを

混ぜているつもりでも、

元々、青に混ざっていた

赤い色も

混ぜてしまったことに

なるからです。

 

青に元々、

赤い色が多く混ざっている色の場合、

気づかぬうちに

その隠れた赤色まで、

混ぜることになってしまい、

結果、茶色っぽい

濁った色に完成します。

 

つまり

青と、黄色に加えて

更に

赤も、混ぜていたのです。

 

3色混ざると、

2色混ぜたときよりも、

色はくすんで見えてしまうんです。

 

画面の右側、

青い色を見て下さい。

 

上の段の青は、

赤が混ざって出来ている青です。

下の段は、

黄色が多く混ざっている青です。

 

それぞれに、

黄色を混ぜます。

 

すると、

上の段は緑色と言えないほど

色が濁っているのに対し、

下の段は緑色になっています。

 

上の段は

2色混ぜたつもりが、

3色混ぜていたことになります。

 

赤い成分も入っている青を

使ったからです。

 

個人的に

日頃よく感じている事なのですが、

緑色って特に

色を作るのが難し気がしてます。

私は自然や植物を

描く事も多いので、

緑色はよく使います。

でも、

青・赤・黄色の

基本の色だけを使って

緑色を作ろうとしても、

なかなか綺麗に作れません。

茶色まではいかなくても、

なんだか鮮やかさに欠けてしまいます。

 

つやつやの若葉のような色とか、

深い緑とか

全然作ることができない。

 

こちらの図では、

画面左に比べて

画面右側では

くすんだ青・赤・黄色を

使っています。

 

下にある円は、

上の青・赤・黄色を

混ぜ合わせたもの。

 

くすんだ青・赤・黄色を混ぜれば、

やはりそれだけ落ち着いた色が

出来上がるのですが、

特に緑色は、

緑とは言えないくらいに、

濁った色になってますね。

 

なので、初めに買う色としては、

先程の青・赤・黄色に加えて

緑色をお勧めします。

 

そして

最後の2本は、

黒と白です。

 

白は、

青・赤・黄色の

どれを混ぜても、

作ることは出来ません。

 

そして黒に関しては、

混ぜて作れないこともないのですが、

結構大変です。

 

微妙にグレーっぽくなってしまったり、

こげ茶色のようにしか

作れなかったりします。

 

深くて濃い黒を使いたければ

黒は購入してしまった方が

良いと思います。

 

ということで、

色選びに悩んだときの、

初めに買うべきお勧めの色は

 

青・赤・黄色・緑

そして

白・黒

この6色です!

ここまでお読みいただきありがとうございました!あくまでも、これは私の経験からお勧めする色なので、やっぱり最終的には自分の好みで選ぶのが大事だと思います!自分がときめく色を選んで、それを使って描いてみて、それからもし「ああ、やっぱりあの色を選べばよかった~!!」ってこともあるかもしれませんが、それも含めて楽しめるといいと思います。

 

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