影の描き方
<影を入れる場所>
影を描き込むと、立体感のあるイラストを描くことができます。
絵を描くとき、画用紙なり、キャンバスなり、ノートでもそうですが、画面は平面です。
その平面的な画面に、立体的な絵を描くにはどのようにしたら良いのでしょうか。
影を入れる場所を間違えてしまうと、せっかく描いたイラストも何だか違和感が出てしまうこともあります。
今回は影を描き込む場所についてお話していきます。
Contents
光に着目してみよう
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影を描く場所について説明をするとき
かかせないのは
光の存在です。
影は光があるからこそできます。
真っ暗で、
なにも光の無い闇の中には
影はできません。
影を描く場所を見つけるときには、
光に着目します。
光の向きと影の位置
ここに、オレンジ色のボールがあります。
このボールを用いて光の向きと影の位置を説明していきますね!
まず、
どこに影を入れるかを決めるには、
光の位置を考える必要があります。
光がどこから射しているかを考えることで、
地面のどの部分に影が落ちるのかが見えてきます。
真上から光が当たる場合
真上から光が当たっているとします。
その場合、地面に落ちる影は・・・
ボールの真下です。
真上から射し込んでいる光を、
ボールが遮るので、
丁度、真下に影ができます。
この場合、ボールの上半分には光が当たるので、そこに少し明るい色を塗ると、より立体感が増しますよ。
斜めから光が当たる場合
斜めから
光が射し込んでいる場合は
どうでしょう。
このように、
光が射し込んだ反対側へ広がるようにして
斜めに影ができます。
この場合も先程と同じで、ボールに光が当たる場所を少し明るい色にすると、更に立体感が増します。
斜めから光が当たる場合(逆向きバージョン)
さっきとは反対側の斜めから
光が当たっている場合は・・・
こんな感じで
光が射している方向とは
反対側に影ができます。
ボールの向こう側から光が当たる場合
ではボールの向こう側から
光が射し込んでいる場合は
地面のどの部分に影が落ちるでしょうか。
ボールの向こう側から
光が当たっている場合は、
ボールの手前側に影が広がります。
影ができるのは地面だけじゃない
ここで、このイラストを
よりリアルにするために、
ひとつ手を加えてみます。
影というのは、地面に落ちるだけではありません。
このボールの場合で言えば、
ボール自体にも影ができるのです。
なので今度は地面に落ちた影に加えて
ボール自体にも
影を描いてみますね。
向こう側から光がさしている場合。
向こう側から
光が当たっている場合は、当然
向こう側のボール側面が明るくなります。
ですが反対に手前側は光を遮るので
暗く影になります。
このようにして
ボール自体にも影を描きこむと、
向こう側からあたる光が
より強調されるような印象に
なります。
せっかくなのでボールに光が当たっている部分には、より明るい色を足してみます。
光が強調されて、ボールの向こう側にとても明るい光があるような雰囲気になりました。
ボール自体に
影を描く場合も、
光がある方向と、
反対側を塗る様にしましょう。
真上から光が当たっている場合は、
ボールの下半分の辺りに。
斜めから光が当たっている場合は、
光とは反対側の
斜め下の辺りに影を描きます。
影を描くと、
同時に、光の存在も
強調できるのです。
絵を描くとき
光と影に目を向けると、
いろんな表現ができて楽しいですよ。
おまけのアレンジ
宝石もどき。宝石なんかはそれこそ、光と影が細かく複雑に混ざってて、面白いです。
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イラストに影を描き込むと、立体感は勿論、描いたものを際立たせることもできます。
何となく存在感まで増したような雰囲気になるんです。
影の入れ方が理解できると絵を楽しむ幅が増えるので
気になる方はぜひ挑戦してみて下さいね。
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